日野|歯医者|歯磨き粉の選び方
2022/02/28
日野|歯医者|歯磨き粉の選び方
歯磨き粉も色々な成分が入っていてほとんどの歯磨き粉に入っているのがフッ素という成分になります。フッ素はむし歯予防に欠かせないものでもあり丈夫な歯や骨を作るのにも必要になります。
フッ素には3つの作用があります。1つ目は歯質を強くし、酸に溶けにくい歯にしてくれます。2つ目は歯の再石灰化を促進してくれます。歯が酸に溶かされる現象を脱灰といいます。それを修復してくれるのが再石灰化といいます。
3つ目はむし歯菌の活動を抑制してくれます。むし歯菌が出す酵素によって酸が作り出されるのを防いでくれます。この3つがフッ素の主な働きです。
フッ素のほかにも殺菌作用の塩化セチルピリニジウム(CPC)お口の中の浮遊細菌に効果があり、バイオフィルム(細菌に塊)の表層の細菌に付着して殺菌する効果がありますがバイオフィルムの中までは殺菌する事はできません。
もうひとつはイソプロピルメチルフェノール(IPMP)は広範囲の菌に対する殺菌効果が高く、安全性にも優れていています。お口の中のバイオフィルムまで浸透してくれてバイオフィルム内の細菌も殺菌できることが出来ます。
知覚過敏に効果がある薬剤は硝酸カリウム、乳酸アルミニウムというものがあります。硝酸カリウムは即効性があり、歯の神経の過敏反応を抑えます。乳酸アルミニウムは持続性があり、刺激が伝わる象牙細管をブロックして抑えます。